「仙丈ヶ岳・甲斐駒ヶ岳 縦走」
平成19年5月2日〜4日(縦走)
たらっぺ山の会 梁取(筆)
参加者:梁取

  5/2(水):1日目 天候:くもり一時雨

12:45

仙流荘前からバス乗車。幸運にもNo,777のチケットを受け取り、素晴らしい山行となる予感がする
13:25
歌宿着。ここから北沢峠までは約6kmの林道歩き。
15:15
駒仙小屋(旧:長衛小屋)テン場着。地面が露出しているところはほとんどなく、雪上に幕営する。明日は甲斐駒・明後日は仙丈の予定で来たが、となりに幕営した単独行者と仲良くなり、明日からの行動を共にする約束をし、仙丈・甲斐駒の順で登ることにした。
20:00
就寝。


777番チケット 
小仙丈ヶ岳にて
  5/3(木):2日目 天候:晴れ

4:30
起床。空気は澄んでいて、小千丈がクッキリ眺められる。
6:40
テン場出発。
7:00
北沢峠出発。土の露出はほとんど無く、スタートからアイゼン装着。
7:30
2合目。
8:00
3合目。
樹林の隙間から北岳が見え始め、かなりヤル気になる。
8:00
4合目。
8:35
5合目(大滝頭)。2合目〜5合目は急登続きで足の裏側の筋肉が良く伸ばされ、ここで休憩。
9:40
小仙丈ヶ岳着。澄んだ空気に周囲の山々の眺望が最高!仙塩尾根東側のカールも美しい!しばらくぼんやりする。仙丈の山頂はまだ遠い。
11:20
仙丈ヶ岳山頂着。小仙丈の尾根からの下降でジグザクにトラバースするところがあり、くされ雪で足元が決まらず緊張したが、無事山頂に着いた。疲れたので大休憩。
12:00
仙丈小屋分岐付近に下降し昼食。
15:00
2回休憩をはさみ、北沢峠着。
20:00
夕食後、就寝。
仙丈ヶ岳山頂   
   
白峰三山   
甲斐駒を背に
 
   
    5/4(金):3日目 天候:晴れ

4:00
起床。起床というより良く寝つけなかった。夜中は暴風雪で、しかもそのうえ雷の照明と音響のオマケ付き。テントのフライを開けてみたら、積雪が約5cm。
6:00
テン場スタート。昨日の疲れもあり、アイゼンが重く感じる。
6:30
仙水小屋。
7:00
仙水峠。ここまではゆるやかな登りで、標高は稼いでいない。風が徐々に強くなってきているのが気になるが、雪をまとった甲斐駒はマカルーかK2かと思うほどカッコ良い!摩利支天も大迫力!
8:20
駒津峰の山頂直下約50m地点。急登をこなし森林限界を抜けると、かなりの強風。細い尾根上で2mほど飛ばされる。ザックのベルトが顔面をビンタ連発。耐風姿勢から次の動作に移れず、限界。ここであきらめる。少し下がった地点で記念撮影をし、下山にかかる。
10:40
ダラダラ下山し、テン場着。
11:00
昼食・テント撤収。
13:00
歌宿へ向けて歩き出す。何度も振り返っては甲斐駒を眺める。途中、日本カモシカにも遭遇。
15:15
歌宿よりバス乗車。
15:50
仙流荘前着。
日本カモシカくんと目があう   























 
 

南アルプス林道バスが4/25より歌宿バス停まで運行開始されたことをうけ、以前から願っていた残雪期の仙丈・甲斐駒に行って来ました。

今年は降雪量こそ多くないものの、3月・4月は冷え込みが続いたせいであまり雪が融けておらず、それどころか滞在中にも降雪があったくらいで雪たっぷりの山行となりました。

が、そのぶん山頂から眺める周囲の山々はダイナミックそのもので、あまりの感激に泣きそうになりました。(笑) 
 
ちなみに、仙丈はてっぺんに立ちましたが、甲斐駒は強風で山頂どころか駒津峰の山頂にも届きませんでした。

時間が前後どちらかにズレてれば大丈夫だったみたいで、ちょっと残念ですが、必ずリベンジしに行きます!