「谷川岳一ノ倉沢烏帽子岩奥壁南稜」
平成19年6月5日(登攀)
たらっぺ山の会 梁取(筆)
参加者:森・梁取

  ■6月5日(火)曇り

石橋・清水チームに続き、我が森名人・新人やなとりのチームも南稜を登ってきました!

初のアルパインそれも一ノ倉ということで、強烈にビビって口から泡吹いて倒れるんじゃないかと予想していましたが、取り付いたら高度感もそれほど怖くなく、一ノ倉の絶景を堪能しながら登ることが出来ました。最終7ピッチ目の垂壁は丹念にホールドを見つけ、アブミも使うことなく終了点に到着。スリップすること無く、無事に南稜完登!爽快な瞬間でした。
下山は大好きな懸垂下降。でも怖かったのはここから先!テールリッジの滑るスラブ岩とリッジが切れてからの雪渓下降に肝を冷やし、アプローチに普段履きのクツで来たことをかなり後悔しましたが、幸い転倒することもなく、一ノ倉出合になんとか帰還出来ました。

私も清水君同様、計画を決めた日から緊張の毎日。無事に登り終えた今、その緊張が解けた感覚と完登出来た喜び、そして達成感にガッチリ満足しています! 素晴らしい1日に導いてくれた森名人、本当にありがとうございました。

しかし!
5月・6月頃特有のブヨの大群に常に狙われ、「ブーン」という音がずーっと。数匹は口から体内に入って既に消化されたかと思いますが、腕・首・耳周辺を中心に攻撃を受け、今、20ヶ所近くポッコリ腫れ上がっています。攻め込まれたのはそれだけではなく、ナント耳の穴まで腫れ上がってしまい、今朝、右耳にはウォークマンのインナーヘッドホンが入りませんでした。(苦笑)
虫に狙われやすい人、この時期は虫除け対策をしっかりやって山に入りましょう!

@取り付きに向う名人 
A頑張るやなとり
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B不気味かつ大迫力!   C終了点から望む本谷
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D名人の懸垂下降    E登攀を終えて(さわやか版)
     
 F登攀を終えて(いやーん版)   G出合より一ノ倉沢を振り返る