「八ヶ岳阿弥陀岳南稜/アルパインクライミング」
平成19年11月23日〜24日
たらっぺ山の会 梁取(筆)
参加者:飯塚、簗取、他(自称隊長)計3名

  ■11/22(木)
前夜泊

例会の最中、途中で抜け出し隊長と合流、美濃戸へ向う。毎日多忙でお疲れのうえ、超・長距離ドライブの飯塚さ
んとで美濃戸口で合流。1台を美濃戸にデポし、もう1台で道に迷いながら舟山十字路に到着、そして幕営。明日の
頑張りを決意し、乾杯は軽めで就寝です。

■11/23(金)1日目 天候:晴れ

 底冷えのする寒さで、まともに寝付けず。気合を入れなんとか上体を起こす。テントを撤収し、強引に朝メシを体内にブチ込む。
7:30スタート。登山モードに切り替わらないカラダにムチ打って歩き出す。旭小屋からはかなりの急登。重いザックに前半から急登でモモの内側の筋肉が伸ばされるのはキツいが、「ここが一つのハイライト」隊長の言葉に励まされ頑張って登る。
立場山の登り。このあたりから雪が出てくる。急登がまだまだ続くので一息ついていたら遠峰山岳会3人パーティーとバッタリ!しばらく並行して進むが、このあたりから徐々に疲れが…。
無名峰到着。ここから雪稜のアップダウンなので登攀具装着。寒さ対策も万全に、まずはP1へ。そしてP2へ。あれっ?P3岩峰が目前に。P1・P2はいつのまにか通り過ぎたのかな(…すっかりバテ始めてるくせに)。ここP3基部トラバースの最中、右目のコンタクトレンズをフッ飛ばしてしまうが、ザックを降ろせる場所じゃないので、斜視のまま進む。
P3ルンゼ取り付きに着いたが、遠峰&たらっぺの先行パーティーがつっかえている。ここでコンタクトを装着し眼力復活。約30分の待ちの後、隊長リードでスタート。飯塚さんも難なくクリア。3番目の私は雪がついていない取り付き部分を越えるのに戸惑うが、その後は気持ちよく登れた。が、先がつかえてて1P目を15mほどで切る。2P目も息を切らしながら、ガシガシ登ってクリア。そしてP3上の尾根に乗越すまでは皆ノーザイルで進む。
あー、疲れた。もうバッテバテ。P4トラバースから山頂へは10歩進んで立ち休みの繰り返し。でもP4も巻き終わってから目指す山頂が見えてからは、かなり自分に気合を入れましたね。
そして山頂到着!やっとこ届いた山頂。ここで3人ガッチリ握手!なんと嬉しい山頂到着なんだ。風もほとんど気にならないすがすがしい天気で気持ちよかったなぁ。でももう夕暮れ。記念撮影と一服で下山にかかります。
今晩は行者小屋に幕営。肉たっぷりの水炊き(雪炊き)で1日の締めくくりです。ホント旨かった。でもガッチリ食べ過ぎで、ビールはあんまり入りませんでした。(笑)

■11/24(土)2日目 天候:晴れ

今日は南沢をたどって下山のみです。昨日の疲れもあって、9時間くらい寝ちゃいました。途中、山田哲哉さんと今季2度目のスレ違い。朝イチの体力なので1時間ちょっとで美濃戸に帰還しました。
クルマを回収にスタート地の舟山十字路へ。そして、「ぬくーーーい」温泉に立ち寄って冷えたカラダをリフレッシュして家路につきました。



☆ コメントby飯塚

八ヶ岳バリエーションルート第一弾、結構おもしろいルートでしたね!また、第2弾、第3弾と攻めに行きましょう!
隊長へ・・・煮込みうどんに、麦焼酎を入れるのは、ションベン臭くなるので、次回からNGでお願いします!
@遠峰パーティーとバッタリ(立場山)
 
A青ナギより阿弥陀を見上げる2人
 
BP3基部を巻く
 
CP3ルンゼ取り付き

 
 
DP3の1P目を15mで切る
  E2P目をリードする隊長
 
→   
FP4手前の尾根に出た
  G阿弥陀山頂到着!
→   
H中アに沈む夕日   I可愛い氷(南沢下山時)