埼玉県山岳連盟主催 レスキュー・クライミング講習会
2008年7月5日(土)〜6日(日)
(講習会)
たらっぺ山の会 簗取(筆)
参加者:いしばし・竹中・簗取(3名)
他 総勢:約30名


@会場の人口壁

 
世界に誇る人口壁を有する加須市民体育館で行われた埼玉岳連主催のレスキュー・クライミング講習に、石橋・竹中・簗取の3名で参加してきました。

1日目はこの人口壁を利用してのクライミング技術講習と壁中でのレスキュー演習。クライミング組とレスキュー組に分かれての実施で、フリーが苦手の私はクライミング講習を選択。途中、ボルダー壁を利用してのムーブ練習も取り入れられ、バランスの取り方や足の運び位置の重要さを確認。よし、これでテッペンまで登れるか!と意気込んで最後にも壁にトライしましたが、残念。「本日の腕はもう終了しました」でした。
レスキュー組も負傷者の引き上げから自己脱出など複雑なロープシステムを練習。ライジングシステムによる引き上げは1/3とは言ってもカラビナでは接触抵抗が大きく、垂壁の中ではプーリー類が無いと実際の引き上げも困難なことも知りました。
この日の熊谷地方は36℃の猛暑日。体育館の中はこれまた暑いわけで、壁の上の方に行くと熱気は更に凄く、肉を目の前に「待て!」させられている犬のヨダレ並みに汗が流れる始末。夜はもちろん魔法の泡が気持よく吸収されたわけですけど。
そして2日目は屋外の小高い丘を利用しての負傷者引き上げ練習。スリンゲを使って負傷者を背負う方法とザックとカッパを利用しての方法、また、簡易担架の作り方を勉強。最後に総集編として、背負いに1/3システムを交えての負傷者引き上げを練習して帰ってきました。

2日間を通して内容が濃く、貴重な経験が出来ました。レスキューシステムは普段やってないと忘れてしまうので(1月の講習会のをもう忘れた(恥))、思い起こすのに良い機会になりました。が、暑さも2日間通して強烈で、やっぱ標高の無いとこは大変ですね。沢登りに行きたくなりました。
 
Aマルチピッチ


B負傷者の確保


Cスリンゲによる簡易担架


Dザック背負い+1/3引き上げ


E連結ロープによるロワーダウン(結び目の確保器通過)