穂高の涸沢カールや立山室堂とともに日本を代表する山岳景勝地とされる千畳敷カール。ロープウェイ千畳敷駅から眺める宝剣岳・サギダルの頭は天空を突き上げ、日本アルプスのムードを漂わせる。そして夏季にはカールにお花畑が広がり、岩の灰色・緑の中に映える黄色やオレンジなど花の色の対比が訪れる登山者の心を和ませる。
ってことで、ICI石井スポーツ太田高林店好例、夏のバスハイクツアーでハイカー憧れの木曽駒ヶ岳に行ってきました!
バス・ロープウェイと乗り継ぎ、千畳敷駅到着!が、雨。皆さん期待モリモリなのに、どうも天気が応えてくれません。宝剣もサギダルの頭も何も見えない。風もちょっと強い。けどせっかく来たんだもん、雨具・ザックカバーを装着し、谷側から吹く風に背中を押されながらハイクアップスタート!
八丁坂の登りをジグザグに詰め徐々に高度を上げる。雨は強いというほどでは無いが、風が強くて寒い。途中、宝剣岳の基部を左に眺めるも、てっぺんが見えない。すれ違う登山者みな「上は風凄いですよ。気をつけて!」と。
風がどんどん強くなる中、歩き出して1時間。最初の目的地、乗越浄土に到着。ここは木曽駒・中岳側と宝剣・空木方面の稜線。予想通り風が強い。20m/sくらい吹いてるか。ガスガスなのですぐ近くに見えるはずの宝剣山荘すら見えない。
ザックにくくり付けておいた温度計は8℃。この暴風雨では体感温度は更に低いわけで、この先進むのは危険も伴うし休憩も出来ない。ここで残念ではありますが、「みなさーん、こんな天気なので今日はここまでで、こっから下山にかかりたいと思います。ごめんなさーい。」と森店長。風にフラフラさせられながら全体写真だけはどうにかカメラに収め下山に。
八丁坂の下りは登りの逆に雨が顔をたたく感じでしたが、全員無事に千畳敷駅に到着。ここまで皆さんザックの雨蓋が開けられずに飲まず食わずだったんですね。ロープウェイから乗り継いだバスの中では、皆さん飲み食いに励んでました。もちろんプシュ!の人も(笑)。
立ち寄り湯はこまくさの湯。このお湯はトロッとしててナイスでしたね。冷え冷えになった体にいいご褒美。予定より早い時間に帰路になっちゃいましたが、そのぶん渋滞につかまることもなく、無事お店に帰ってきました。皆さん寒い中お疲れ様でした。