八ヶ岳/冬合宿
平成20年12月31日〜平成21年1月2日
(冬合宿)
たらっぺ山の会(三重) 飯塚(筆)
参加者:福田・石橋・新谷・小林・飯塚


@赤岳を望む 12月31日

 
12月31日
 大晦日の31日昼、美濃戸口で皆と落ち合い、今回の幕営地・赤岳鉱泉へ。
4時頃到着し、すぐに宴会開始。ラジオで紅白を聞きながら、楽しい宴となりました。

1月1日
 明けて正月。 あけましておめでとうございます。
 本日は2班に分かれての行動。
 石橋、飯塚は赤岳主綾。
 新谷、小林は、膝痛のリハビリを兼ねた福田さんと文三朗道〜赤岳〜地蔵尾根へ。

 当初、赤岳山頂で合流し、記念写真と話していたが、我々がだいぶ遅れてしまい計画倒れに。
主稜は昨年の正月に福田さんと2人で登って、今回2回目。昨年は福田さんに付いていくのがやっとで、いっぱい、いっぱいの登攀であったが、ルートが分かっているだけあって、今回は多少?余裕をもって登ることができました。
2時頃テントサイトへもどり、みんなでビールで乾杯。そしてなが〜い宴会へ。
 明日から仕事の小林君は下山後帰途。お疲れ様でした。

1月2日
 本日も2班に分かれての行動。
 石橋、飯塚は石尊綾。
 福田さん、新谷さんは硫黄岳へ。

 石尊綾はトポをみると、中山尾根や主稜に比べグレードが若干落ちるように書いてあったため、正直ちょっと余裕をもって臨めると考えていた。下部岩壁に着き、ルートを確認。下から見ると右からでも、真ん中からでも登れそう。トップをかってでて、右から行くが、早々に手詰まりに。情けないがクライムダウン。石橋さんに、いいちゃんのトップは見ていておっかないと言われ、トップチェンジ。石橋さんは真ん中のルートから攻め、突破。
ルートの弱点をどうやってついていくかという、オンサイド能力のなさに、自己嫌悪。
その後、晴れていれば気持ち良いであろう雪稜をプチ吹雪の中登り、上部岩壁に。
下部の汚名挽回にトップをとも考えたが、トップで手詰まりの精神的恐怖を味わったばかりの為、口に出せず…上部岩壁を下部に引き続きセカンドで登り、完登。
本日はテントを撤収し下山予定の為、山頂で一服後即下山。
帰りは富士見ホテルの温泉に浸かり、疲れを取り、帰途となりましたが、車故障中の自分の為に東京周り、しかも渋滞と申し訳ありませんでした。
自分にとって今回の合宿、特に石尊綾登攀は、アルパインクライミングについて、色々考えさせられる良い山行となりました。
今年1年、少しでもレベルアップ出来るよう山行を重ねたいと思います。

〜 コメント 〜

 雪山テント泊も初めてで、今回の合宿はいろいろと勉強になりました。福田さんには雪山の歩き方について教えていただきました。慣れない雪山で緊張する事が多かったのですが、教えていただいた事を生かしていきたいと思います。
〜新谷〜

 今回初めての雪山泊でしたが、テント生活は慣れないので色々分からないことが多く戸惑いましたが、色々教えていただきました。
赤岳へはノーマルルートから登りましたが、福田さんからピッケルの使い方やアイゼン歩行の仕方などを教えてもらいました。
またお願いします。
〜小林〜
 

 

A赤岳山頂 1月1日


B石尊稜スノーリッジ 1月2日