滝沢第三スラブ
平成21年2月28日
(アイスクライミング敗退)
参加者:石橋・藤井(遠峰山岳会)
たらっぺ山の会 石橋(筆)




 

 昨年の埼玉岳連海外登山委員会の忘年会の頃、藤井君と三スラの計画を立てました。 今期は雪が少なかったので2月中に狙いを定め条件が整うのを伺ってました。暖かい日が続きましたが降雪も少ない日が続き週末にやっと チャンスが訪れました。2時半くらいに指導センターを出て5時くらいに滝沢下部に取り付きます。ここまでは雪が締まりラッセルはあり ませんでした。 薄暗く良く見えませんでしたが氷がバーティカル、左側はハングしていてまず無理なので右のラインから登攀開始です。抜け口はハングして いてテンションをかけて数トライしましたが抜けることが出来ません。藤井君に交代するも核心部は突破出来ません。時間も迫っていたた め最後のトライと気合いのみで何とか突破することができました。60mザイルがいっぱいでバイル確保と不安定な状態でしたが藤井君も 上がってきました。時間は10時、力も費やしてしまいここで「敗退」を決断しました。V字スレッドで左側の氷をダウンしました。 今回は滝沢下部の露出度が大きかったこともありますが我々の技術、諸々に敗退の原因があるのかなという結果でした。