2010年8月28日〜29日 | |
登山形態 | クライミング |
参加者: | 飯塚・菰野山岳会3名・鈴鹿アルパインクラブ1名 |
記録 | たらっぺ山の会 飯塚(筆) |
![]() @第4尾根 1P目 ![]() A第4尾根 枯れ木テラスからの中央稜パーティ ![]() B山頂ビバーク ![]() C富士山を眺める |
三重県の山の仲間と北岳バットレスへ行ってきました。
金曜日仕事終了後みんなと待ち合わせ出発。夜叉神に夜中2時到着後、数時間仮眠し、始発のバスで広河原へ。 bガリー大滝より第4尾根に取り付く。渋滞していれば下部フランケ〜dガリー奥壁〜中央稜も予定していましたが、先行パーティーは1組だけだったため、4尾根〜中央稜へ。 4尾根は順調に登攀し、中央稜取り付きへの枯れ木テラスに4時前に到着。しかし先行パーティーも中央稜。日没時間を考えると中央稜登攀中に日没の可能性が高く、山頂まで一度抜け、山頂にてビバーク、翌日朝一で中央稜へ。 夏といっても3000mでのビバークは寒い。ダウンジャケット、レインコート、シュラフカバー、ツェルトと完全装備だったが、寒くて1時間ごとに目が覚める。それでも疲れもありかなり熟睡することが出来、翌朝はちょっとした個人的トラブルはありましたが、快調。今回の目的中央稜に向け出発。 4尾根の枯れ木テラスまで1度戻り、懸垂開始。空中懸垂で1P下降し、ザイル回収。その時に今回最大のトラブル発生。自分の引き方が悪かったのか、引くときの角度が悪かったのか、懸垂の前の確認では結び目の引っかかりは大丈夫と確認したのに、うんともすんとも動かない。 何とかならないものかと色々試したが反応なし。結局Sさんがユマールで上がって回収。『自分がユマールで上がります!』と言いたかったが、ユマールの技術がない自分が行えば余計時間、迷惑を掛ける。情けないがSさんを眺めるだけ・・・ユマール登攀も今後の課題です。 そんなトラブルがあり、その後もう1P下降し中央稜取り付き部へ。 中央稜も隣のCガリーも落石がすごい。先行していたYさん・Nさんが『ラ〜ク』といった言葉が、下の我々は『ラク!ラク!ラク!ラク!』と小石が小石を落とし、それがまた大石を落としと上部から目が離せない。 昨日4尾根から見た中央稜は、ちょっと自分にはしょっぱすぎると思ったが、いざ取り付くとオールセカンドのせいもあり、落石の心配も少なくなり、意外と快調に登攀。 ザイル回収トラブルで何も出来なかった事に情けない自分がありましたが、その他はほぼ順調に4尾根〜中央稜を登攀することが出来、日本最高所でのクライミングを満喫することが出来ました。 |
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![]() Dザイル回収ユマール |
![]() E中央稜 3P目 |