平標山西ゼン沢滑降
平成23年3月13日
  山スキー
参加者: てらっぺ
たらっぺ山の会 てらっぺ(筆)


ヤカイ沢に入って


吸い込まれるような西ゼン沢

 
 大震災の二日後、天気、雪のコンディション、自分自身のテンションの維持を考えてこの日に西ゼン沢を滑降することにしました。

 深谷市の自宅を3時頃出て6時少し前に平標登山口、6時半に出発、ヤカイ沢に入ると昨日のシュプールが何本かあるが綺麗な斜面が続く、傾斜が強くなり右の尾根に取り付き尾根に上がって風の無い所でクトーを付けて朝食タイムです。真っ白なヤカイ沢が綺麗です。ガチガチの尾根をクトー効かせて10時に山頂です。

 快晴、微風、高温、真っ白で吸い込まれるような西ゼンはノントラックです。だんだん気持ちが高ぶっていきます。写真を撮ってスキーを履いてもう一度西ゼンを覗き込みます。この時が私の一番好きなときです。10時30分滑降開始、大きくターン、パウダーです。き・き・き・気持ちエ〜エ〜エ〜、気持ち良過ぎて馬鹿になる。傾斜が強くなり谷が狭くなってきて、喉と呼ばれる核心部の手前でシュプールでも撮ろうかと思い周りを見回すとキャー・コ・ワ・イ〜下を覗くとキャー・コ・ワ・イなんてニヤニヤしながら独り言を言いながらとっとと通過することにしました。滝は出ていません。左に少し逃げて一気に滑降して、その下の斜面も一気に滑降して、あっとゆうまに安全地帯の河原です。

 デブリひとつ無い、アイスバーンの無い西ゼン当てたぜ。大震災で電車が動いてないので河原でまったりして写真撮って、ランチタイムです。その後の土樽までが長かった。温度が高いせいかスキーが滑らず、足首ラッセル。汗だくになりながら登山口に下りたのが13時半です。

 16時40分のバスを待ちながら酒屋を探し二つバス停を歩いていたら地元の人にトラックに乗せて貰って越後湯沢へ、ありがとうございました。

 駅で少しバスを待って平標登山口、車で自宅です。賛否ありますが満足な一日でした。 


山頂


西ゼンを振り返って

西ゼンを振り返って