奥秩父某所
平成26年2月1日 アイスクライミング
参加者: 石橋・犬木・新井・青木・黒澤
記録 たらっぺ山の会 石橋(筆)



犬木さん


新井さん


侑ちゃん

     芦ケ久保の氷柱完成して既に来場者、1万人超えたそうです。

 予定では中津出合のマルチピッチを登る予定でしたが、近頃の暖かさで氷の状態が悪かった為いつもの場所で練習してきました。

 犬木さんにリードしていただき、その後各々数本登りました。
今シーズンは本番の山に行けるチャンスが少ないのでゲレンデで「基本」を習得しようと決めていました。きっちり足元を決めてバイルを打ち込む、単純な動作なのですが極めるのは簡単ではありません。氷は一様ではありませんので。

 犬木師匠は足さばきが抜群です。腕力で上がらず足で稼いで行きます。氷もほとんど壊さず決めていきます。アイゼンの2本目で氷を捉えているので、フリーのスメアリングの感覚だそうです。いろんな画像等を見てもここまで綺麗に登る人はいないのでは。

 新井さんは還暦を迎えた30年以上のアイスのベテランでリズムがあります。右手→左足→右足→足の修正→左手というように秩父夜祭の太鼓のようにシャープにリズムよく決めていきます。足は「平行」になっていないと必ず、修正を入れて「平行」にしてきます。その修正は神技のように正確です。フッキングは使わず、確実に打ち込んで登ります。下手なうちにフッキングで登ると打ち込みが上達しないそうです。激が飛びます。

 侑ちゃんは今回苦労していました。アイゼン一体のメガアイスで普段登っていたので足元が決まらず、垂直部で安定しなかったようです。2本目以降は大分慣れてきました。師匠曰く、始めた時から、基本的な登りでスタートしたので上達がすこぶる速かったようです。

 石橋は今回は、初心者みたいでした。足に乗るにはバイルに力が入っていては乗れませんし、腰が氷から離れてしまっていても荷重しません。腰は常に引きつけておくことが重要です。唯一、足元を見るときに離すくらいでしょうか。

 ここには垂直90度があります。短いですが大同心大滝より難しいです。各々でバイルのテストをしました。先輩方はほぼ市販されているバイルを所有しているので、その中でも上位のものを用意しました。DMM「APEX」、カシン「Xドリーム」は使いやすかったです。
 垂直部で安定しています。足が決まらなくて、バイルに荷重してもシャフトカーブがきつい為、ピックが氷に刺さっていき安定します。旧フュージョンは軽ければ。クォーク系はオールラウンドな氷には打ち込みやすく良いですが、垂直90度は氷を切るように感じました。もちろん、レベルの低い私の使用感です。ただ上位機種は誰が使っても良い結果でした。

 アイスシーズン、折り返し地点を過ぎました。良い指導者に恵まれ、ダメだとその夜に電話がかかってきます(笑)
垂直90度の氷を安定してリードできる日を目指して頑張りたいと思います!?



石橋


バイル群